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今日は、複写用紙4枚セットに表紙(上質紙)を付けた「契約書」のご紹介です。
よくご質問いただくことの1つに
「複写セットの上(または下)に、複写しない紙を表紙(説明書)として付けたいのですが、できますか?」という件があります。
もちろん、作成可能です。
複写用の感圧紙は、特殊なセット糊で上用紙・中用紙・下用紙がお互いに貼りつくようになります。
そこへ、複写と関係ない上質紙をつける際には、複写セットと上質紙がくっ付き合うようにするため、さらにボンド糊を施します。
これで、複写セット+上質紙の1組がきれいに仕上がるかというと、そうはならないのですね。
これですと、紙の重なりがすべて団子状態になってしまうのです。
その団子状態を回避し、1組ずつにさばけるようにするには、印刷の段階で「セパレート」という〝魔法″をかける必要があります。
1組で別れるべき1番上(または下)の紙に、幅3mmほどで細く透明インキを刷り込みます。
これがいわゆる「ロウ」の役目をし、糊で団子になるのを防ぐという仕事をします。
(仕上がり品には、透明で目立たないですが糊の辺側に細く光るラインが認められます。)
こうした「表紙」が付きますと、複写用感圧紙の保護にもなり、保管性が向上しますし、格調のある趣です。
あるいは、複写の1番下の紙と、底につけた説明書とを一緒にお客様にお渡しできるように工夫された契約書等もあります。
こうしたリクエストにもお答えできますので、いろいろな技法や紙の特徴についてドンドンご紹介していきたいと思います。
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